ホワット・イフ…?「キャラクターの組み合わせが新鮮」

配信始まったころに字幕で鑑賞したんだけど、今度は吹き替えで観てみようとってことで。

このアニメ、チャドウィックがティ・チャラを演じた最後の作品なんだよね。「チャドウィック・ボーズマンに捧ぐ」ってコメント出ると、やっぱ泣きそうになるわ。

“もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?”

ペギーが血清打っちゃったパターン。スティーブは何してるのかといえば、ガンダムみたいなロボットに乗ってた。わりと冒頭から良い雰囲気の二人は、戦いの中でも抜群の相性を発揮してる。
だけど、やっぱこの世界でもペギーがいなくなって、現代のアベンジャーズがいる時代に飛ばされちゃう。そこでニックとバートンがちょこっと登場。

別れる間際、スティーブが「ダンスの約束は?」って聞くと、ペギーが「それじゃあ、今度の土曜に」って答えるの。結局この世界でも二人は土曜のダンスに行けません。この世界のスティーブもペギーを待つために長生きするのかなって思うと、切なくなってしまう。悲しい。

ちなみにタコっぽい化け物を異世界に押し返しながらペギーは消えちゃうんだけど、どうしてもあのうにょうにょした吸盤いっぱいの足を見ると美味しそうって思ってしまう。

だからバッキーかハワードが化け物見て、「なんだあれは!」って叫んだとき、それは晩ご飯ですって心の中で答えといた。

“もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?”

ラベジャーズのあんぽんたんが、ピーター・クイルと間違えてティ・チャラを誘拐するパターン。なのでこの世界ではティ・チャラがスター・ロードになってる。しかもこの世界のスター・ロードは英雄なの。

弱い人を助けてるし、ヨンドゥだけじゃなくてサノスまで堅気にさせてるし。さすが陛下よ。

そしてネビュラちゃんに「チャチャ」とか呼ばれてちょっと親密な雰囲気。映画ではこの二人は特に絡むことなかったから新鮮。

“もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?”

アベンジャーズ結成前に、候補者が次々と死んでしまうパターン。そのせいでシールドがわちゃわちゃしている中、ロキ様が悪い顔して地球に乗り込んできます。

で、ヒーローたちを亡き者にしたのはハンク・ピム。こういうの見ると、アントマンってけっこう最強だよねって思っちゃう。小っちゃいから体の中にすんなり入れるし。

それからコールソンのスティーブ愛が重過ぎて引く。パスワードが「スティーブ×3 アイラブ スティーブ0704」ってw あとで調べたらスティーブの誕生日が7月4日らしい。

アベンジャーズってことは、キャップいないの? って思ってたらラストでニックが探してた。で、その後ろにキャプテンマーベルがいたって感じで終わり。

ちなみにナターシャの吹き替えは米倉さんじゃなかった。あとハルクが登場するシーンは『インクレディブル・ハルク』の内容に沿ってた。ロス将軍の娘のベティ出てたし。

ちなみにあの映画は吹き替えが最悪。何がどうなってああなったんだよ。

“もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?”

闇落ちストレンジ先生が世界を滅ぼすお話。他の回はわりと平和的だったり楽しかったりするんだけど、ストレンジ先生の回はバッドエンド。

何世紀もかけてクリスティーンだけを想い続けるって、執着強過ぎて引く。最初観たときって、ストレンジの映画一作目しか観てなかったから、そこまでクリスティーンのこと想っているように感じなかったんだよね。

だから余計にストレンジ先生の執着心がこわかった。この闇落ちストレンジは映画二作目の『マルチバース・オブ・マッドネス』にも出てる。

“もしも…ゾンビが出たら?”

バッキーがスティーブのこと「キャプテン」って言ってるのがなんか違和感。でもその後にキャップの盾を使ってるバッキーを見るのは新鮮。結局本編ではサムくんがキャプテンを継いだけど、バッキーもキャプテンを継ぐ要素はあるもんね。

けどこの回でのキャップはかっこつけて登場したと思えばすぐに噛まれてゾンビ化するの笑う。一瞬だし。あと、ワンダはゾンビ化しても最強ね。

ゾンビものにありがちな仲間がどんどん減っていくってストーリー。しかも最終的にワカンダに逃げられても、ゾンビ化したサノスが待ち兼ねているからこの回もバッドエンドなのかしら。最初から最後まで明るいピーターが救いのお話。

“もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?”

キルモンガーやっぱ良いキャラだよね。なんとか本編で復活してくんないかな。この世界ではラモンダ女王が将軍って呼ばれてて、バトルのときがっつり戦ってたのが新鮮。ラモンダ女王もかっこいいから本編でガチバトルしてほしかった……。

最初からラストまでスマートにキルモンガーの暗躍が進んでいくんだけど、やっぱ不信感を抱く人がいて、それがシュリちゃんとペッパー。このアニメのシュリちゃんはすごく幼いけど、天才設定は同じだから最後ペッパーにキルモンガー犯人の証拠見せて、「一緒に追い詰めるぜー」みたいな感じで終わり。

“もしも…ソーがひとりっ子だったら?”

パリピなソーが地球をパーティーまみれにしてキャプマに切れられる話。オーディンに育てられなかったロキちゃんと仲良しなの楽しそうね。宇宙枠の人たちがけっこう出ててもうみんなパリピまみれ。

そんなパリピソーでもやっぱ母上にはかなわない。怒られそうになるとびびって後片付けするのめっちゃ子どもよね。

“もしも…ウルトロンが勝ったら?”

ウルトロンがあのジャービスの体を手に入れたら人類が滅亡しかかっちゃう。そんな中、ウォッチャーにも魔の手が迫ってウルトロンにボコられる。でも意外とウォッチャーってバトルできるのね。ずっと見てただけなのにどうやって戦い方覚えたのかそこらへん謎だけど。

そしてこの世界での生き残りがナターシャとクリント。しかもクリントったら義手になってるしミドルネームがフランシスだし。ばばちゃまの名前をもらったんだとか。でももう守るものがない世界で戦う意義をなくしてしまったクリントは、ナターシャの手を離して落ちていってしまう。エンドゲームのときとパターンが逆なの。ちょっと泣きそう。

ウルトロンに追いかけ回されて万策尽きたウォッチャーの元に、ニヤニヤしながら出てきたのが闇落ちしたストレンジ先生。「無理だって言っちゃえよ」って悪魔のささやきに、ウォッチャー屈してしまう。そして次回へと。

“もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?”

ウルトロンに対抗するため、ウォッチャーが各マルチバースからヒーローを連れてくるんだけど、キャプテンカーターの世界ではナターシャとペギーが親友ってのがおもしろいね。映画ウィンターソルジャーの冒頭をペギーバージョンで観られるってのが楽しい。

で、なんで選ばれたヒーローの中でキルモンガーがいるんだって話なんだけど、それはラストでウルトロンと一緒に封印されちゃうからなんだよね。その二人を見張る役割に闇落ちストレンジ先生ってこと。パリピソーとか連れてくるもんだから、ウォッチャーの人選どうなのって思ったけど、それなりに考えた結果なのかしら。

でも、最終的ひとり生き残ったナターシャどうするんだろって思ったら、ブラック・ウィドウがいない世界に飛ばされてた。それに「ハッピーエンドがいい」て言いながらスティーブの写真を見つめるペギーも、自分の世界に戻ったらヒドラストンパーを見付けるって収まりの良い流れ。

ってか、あのヒドラストンパーの中にスティーブ入ってんのかな。じじぃにもならずにそのままの状態ということは、この世界のスティーブも氷漬けなのかしら。あぁぁぁ、このマルチバースのペギーとスティーブどうなるのか知りたい。

「ホワット・イフ…?」 はシーズン2が配信されるってニュース見たけど、絶対にキャプテンカーターの世界を描いてほしいわ。もうペギーとスティーブ大好きよ。