エージェント・カーター/シーズン2のエピソード8「約束」です。逃げたドッティが出てくるかと期待したのですが、全く出てきませんでした。ドッティ好きなので寂しい。
代わりにトンプソンが頑張ってたね。マスターズに取り込まれそうになりながらもやっぱりペギーが大事なんだな。
前の話:エージェント・カーター/シーズン2のエピソード7「モンスター」
冒頭からアナとジャービスとのエピソードが流れており、今回アナは助かったけれど身体に重大な損傷ができてしまったことからジャービスキレッキレッです。そのため、いつものお茶目なジャービスはこのエピソードでは見れません。
前回ホイットニーに撃たれたアナは意識不明状態。一生懸命語りかけてアナを呼び戻そうとするジャービスの焦燥感が見ていてとてもつらい。
おそらく今までアナに注意されてきたことがあるのだと思いますが、「フォークを噛むクセをやめる」や「毎週りんごパイを作る」と、眠っているアナと約束を交わし続けます。
必死のジャービスの呼びかけが実ったのでしょう。アナは目覚めてジャービスとても喜びます。
しかし、アナの臓器の損傷は激しくて、今後出産することは難しいと医師から伝えられます。アナにはその真実は伏せたまま、ジャービスはホイットニーに復讐するために立ち上がります。
遺言状をしたためるほど、その決意は固いものでした。ジャービス……。
ホイットニーたちに誘拐されたウィルクス博士は、彼女からゼロマターの力をコントロールするために、お互いを研究することを提案されます。
このホイットニーに付き従うのは、彼女の元カレであるギャングのマンフレディ。彼はホイットニーにベタ惚れです。このマンフレディがけっこう面白いキャラしているなって思います。
エピソード3で初登場したマンフレディはホイットニーの為に汚い仕事を一手に引き受けます。このマンフレディとの関係を知ったペギーたちは彼に取引を持ちかけるのです。
関連記事:エージェント・カーター/シーズン2のエピソード3「女優の秘密」
このときにね、マンフレディは自分のおばあちゃんと飲食店の厨房にいるんですが(多分おばあちゃんのお店かな)、お店にやってきたペギーとスーザはゆっくりした音楽が流れる中、彼の手下どもをぶっ飛ばしていきます。
でもマンフレディとおばあちゃんはのんびり料理の味について議論しています。こういう対比のシーン、MUCシリーズでもあった気がします、なんの作品だったっけ? ……忘れた。
彼に持ちかけた取引はロクソンの施設から盗み出した爆弾です。爆弾とウィルクス博士を交換しようと交渉します。すぐにホイットニーからOKの返事が来て、彼らと取引をすることになります。
ちょうどその頃、ハワード邸ではファックスが届きます。ジャービスはテレックスって言ってたけど、1940年代にファックスがあったのかと思いましたが、調べたらファクシミリが発明されたのは電話より30年も前のことだそうです。へぇー。
送られてきたメッセージには装置の設計方法。解読したのはSSRのサンバリーです。
相変わらず「僕のミドルネームは?」とか「いちいち言わないとわからないの?」とかイヤミ連発して周りをイラつかせているサンバリーですが、技術力はあるのでハワードから届いた設計図を頼りにゼロマターを無効化する装置を作ります。
そして彼に爆弾のニセモノも作らせて取引に望みます。しかし、交換した直後にニセモノだとバレて逃走。途中でウィルクス博士が裏切り、ペギーに銃を向けながら本物の爆弾の在り処を尋ねるのです。博士のばーか。
このウィルクス博士あんまり好きじゃなかったの。確かに良い人なんだけど、ペギーが惹かれる理由もわからなくてずっと気に入りませんでした。
だから敵側にいってしまってホッとしちゃった。もうペギーの傍には戻ってきませんように。
で、ペギーを大事に思うスーザは、ウィルクス博士に本物の爆弾はSSRの金庫の中だと言います。
トンプソンほとんどロスにいるけど、ニューヨーク市局長なのに大丈夫でしょうか。相変わらずマスターズの言いなりに動いている彼はペギーの弱みを探り出します。そこで出てきたのは彼女がSOE時代に起こした事件です。
弱みを握れたと思ってこの事実をペギーに突きつけても「タイミングが良すぎるでしょ」と冷静に対応されます。トンプソンが見つけた証拠は捏造だと指摘。なるほど。
トンプソンはこの証拠を持ってSSRの基地にいるマスターズの元へ行くけれど、信憑性に欠けますとか言ってるトンプソン。どっちなんだかトンプソン。
そこにホイットニーから連絡が入り、怪しんだトンプソンは会話を盗聴します。
マスターズはホイットニーの指示通りに動き、スーザが隠していた金庫から爆弾を回収しようとしますが、そこへトンプソン登場。やめてくださいと説得しますが、次のシーンではぼんやりしています。
ペギーとスーザが駆けつけると、あの記憶を消す装置が落ちています。トンプソンが記憶を消されたと感じたペギーたちは、彼に何をしていたかを聞き出します。
しかしなんでマスターズはあの装置の使い方を知っていたのでしょうか。
スーザから支局長の権限を取り上げて彼の役職を代行していたので、その間にサンバリーから聞いたのかもしれないね。ウザそうに説明するサンバリーのイメージが湧く!
トンプソンはマスターズの企みに気づき、ペギーとスーザに同行して彼らを追うことに決めます。
ま、ペギーとスーザからはかなり怪しまれています、そりゃそうだ。しかし裏切るつもりならここにはいないだろうと言われ、トンプソンを信用することに。
復讐に燃えるジャービスとうざいサンバリー、それにトンプソンを加えてホイットニーたちを追います。
ちなみにサンバリーのうざさを見たトンプソンは、スーザに「よく雇ったな」と言っています。それだけサンバリーはうざいのです。うざいサンバリー、うざバリーね。
現場に到着するとすでに爆発が起こっており、ゼロマターが生み出されたときのように空間に避け目が走っています。
早く裂け目を閉じなければいけないときに、一人ホイットニーへの復讐心から突っ走るジャービスは車に乗って裂け目に向かいます。ジャービスを止めるために、ペギーも車に乗りながら装置を
起動させるように指示。
裂け目に向かう二人を見てどうすればいいのかわからなくてオロオロするサンバリーに、スーザとトンプソンが揃って「ペギーの言うとおりにしろ!」と怒鳴ります。
やっぱりトンプソンはなんだかんだでペギーとスーザと仲良しだよね。お似合いの三人組だね。このシーン大好き。
シーズン2ではスーザとペギーはずっとファーストネームで呼び合っていますが、トンプソンがペギーと呼ぶとドキドキします。たまにペギーもトンプソンをジャックて呼ぶんだよね。ドキドキ。
ホイットニーはゼロマターを吸収してから何か声が聞こえるって言ってて、それはウィルクス博士にも聞こえているようです。
でも爆発から避け目ができて何かが聞こえたのはウィルクス博士だけでした。そして彼だけが裂け目に吸い込まれたのです。
「私はどうなるのよ!」と自分が選ばれなかったかのように感じたホイットニーは取り乱します。そこへハワードの装置が作動して避け目が消えます。ハワード天才。
避け目が消えると意識のないウィルクス博士が横たわっています。そこにジャービスが駆けつけて、ホイットニーをなんの躊躇もなく撃ちます。この躊躇のなさがジャービスの怒りを物語っていますよね。
彼は誰に対しても丁寧で紳士的な態度を取ります。あのドッティを相手にしても丁寧に対応しているのに、彼女を見つけて「ホイットニー・フロスト!」と叫びためらうことなく撃ちました。
ま、撃たれても全くダメージ受けなかったんですけどね。逆に敵に捕まりピンチのジャービスとペギー。
しかしウィルクス博士はとりあえず生きているのでホッとするペギーですが、スーザからは私情を挟むなって言われてたんですよね。スーザとは結局どうなるのかサッパリですが、とりあえずホイットニー無敵すぎてつまんないです。そして次回へと続く。