最近アンダーワルドシリーズ見返してて、ビギンズも久しぶりに鑑賞。パート1で意外とおもしろいって思って、パート2でやっぱ微妙だわって感じたところでパート3の前日譚よ。おもしろかった。
本作はケイト・ベッキンセイルじゃなくてローナ・ミトラです。わたしこの人を初めて見たとき、「あれ、ケイトさん?」って思ったほどよく似てるお方よ。
ローナさんが演じているのはビクターの娘ソーニャ。パート1でルシアンとの回想シーンで顔は映ってなかったけど出てた役。
ルシアンと愛し合ってしまったばかりに太陽の日に当てられて灰になった悲恋のお方よ。
でも最初のセックスシーンでルシアンが下になってて、ルシアンの上半身が崖(のようなところ?)から乗り出してるのはなんだろ。お笑い? ルシアンめっちゃ笑ってたし。あそこだけなんか変だった。
あとビクターはルシアンに口の中に剣突き立てられてたのになんで死んでないのよ。その後に口から血流してたけど普通に歩いて棺桶の中に入っていってたし。意味わからん。
吸血鬼はその程度では死なないのかもしれないけど、他の吸血鬼はたぶん剣で刺されて死んでたような描写があったはず。
吸血鬼がどうやって死ぬのかが謎。そもそも吸血鬼が剣で刺したくらいでは死なないのなら、ルシアンが水の中に落ちたビクターにとどめ刺してたと思うんだけどな。
ただ、ほかの吸血鬼はたぶん首のあたりを剣でスパッとやられてたから、致命傷になる箇所ってのがあるのかもしれない。そしてルシアンはこの時点ではそのことを知らなかったのかも。
このルシアンが良いキャラをしているのよ。グッと奴隷生活を耐えながらもソーニャとの愛を育むの。
でも愛するソーニャを目の前で焼かれてしまうの。このシーンは泣くよね。ソーニャが「さよなら、あなた」とかって言うもんだからさらに泣くよね。
ルシアンも「俺を見ろ!」ってソーニャに言うんだけど、太陽に照らされそうになってるソーニャはどうしても上を見ちゃう。悲しい。
ラスト、ルシアンが「終わりじゃない、始まりだ」ってセリフにもあるように、この出来事をきっかけにしてライカンと吸血鬼との戦争が始まってしまうのです。
前日譚、とてもおもしろかったです。できればルシアンにはシリーズ通して出てほしかったけど、マイケル・シーンはこれ以降のシリーズには出ていません。残念。