前作めっちゃ号泣しまくって夢中で観たから本作は映画館に観に行きたかったんだけど、行こうと思ってたら終わってたという。映画館での上映ってすぐ終わっちゃうからタイミング逃すと行けないこと多いよね。
とくに今は空気感染するかもって話になってきてるから行きたくても我慢してる状況よ。なのでずっと巣ごもり中です。
まぁ、そんで人間ってこわいなって。追い込まれて神経ぶっ飛んだ人間とまだまともな人間の戦い。ゾンビはおまけのようなもん。ゾンビ映画なのに。
韓国産のゾンビは活きがよくて観てて楽しいんだけど、
本作はあんまゾンビのこわさが堪能できなかった。
それに全編通してのCGはちょっと安っぽい。これ車のシーンとかほぼCGだと思うけど、ゲーム実況動画観てるみたいな気持ちになる。
(あの女の子のドラテク凄まじすぎてイニシャルD思い出した。途中までしか観ていないけど、あのアニメどうなったんだろ)
前作みたいな深い人間ドラマを期待して観ると物足りない。なんだかペラいのよね。
あとね、あの状況で生き残ってる母子ってそれだけで戦闘力高いんだろうとは思うんだけど、どうやって生き残ったのかとか、そこらへん説明がないからよくわからん。だってあの小さい子なんて赤ちゃんだったでしょ。
で、ほかに女性も子どももいなかったことを考えると、どうしても胸くそな想像しちゃって。途中でママと一緒にジョンソク(主人公)が631部隊のとこに忍び込んだとき、めっちゃハラハラしたわ。
だって韓国映画だもの。えげつない展開が起こったらどうしようかとここだけ手に汗握りながら観てた。えげつないシーンは観るとしばらく引きずるから観たくない。
でもママとソ大尉(この人ね、ロンブーの淳さんに見えて仕方なかった)がご対面したとき、ちょっと微妙な空気だったけど、ママのほうは怯えたような感じではなかったように見えたのよね。だからといって良い感情は持ってないようだったけど。
ただ、ほかに女性や子どもがいないのは、やっぱ631部隊がクソだということだと思う。
あのゲームのシーンもほんと人間ってクソだなって。あと、冒頭でハングルしゃべってたら差別されるとことか。今実際にアジア差別があるのと重なってどんよりしてしまう。
ま、そのあたりは気持ちが沈んだけど、韓国の俳優さんたちの素晴らしい演技力には圧倒されます。とくにあの小さい女の子の泣き顔は絶品よ。よくあのお年であれほどの演技力を身に付けなさったわね。将来がとても楽しみなお子さんです。
ちなみにじじぃはこの子たち守って死ぬんだろうと思ったら、ほんとそのまんまの死に方したからもうちょっとひねりがほしかった。
あのソ大尉も一人で逃げてたけど、あー、絶対こいつもお金だけ取られて死ぬなって思ったらまんまだった。
あの兄ちゃんは頼りなさそうで意外としぶといって思ってたらいいとこで死んじゃったね。ジョンソクがやたらこの兄ちゃんにこだわってたのは唯一生き残った家族だからかね。なにかと守ろうとしてたし。そんな健気なジョンソクかっこいいわ、素敵よ。
演じているのはカン・ドンウォンさん。銃を構えるポーズがほんとかっこよくてたまらん。ふはー。小さい女の子を抱える姿もたまらん。ふはー。イケメンと幼女の組み合わせたまらん。ふはー。
ちなみにストーリー展開はこないだ観た「アーミー・オブ・ザ・デッド」とおんなじ。閉鎖された場所に大金があるぜ、みたいな感じでゾンビだらけの空間に行っちゃうの。そんでこの話を持ってくるのが外国人なのもおんなじ。
うさんくさい話はなんで外国人に持ってこさせようとするのかね。(アーミーは真田さんだし、本作は白人だった)
ま、こっちはけっこう生き残っててラストもゾンビ映画にありがちな「そして感染が広がっていく……」というのはなかったけど。でもラスト、ジョンソクもうちょいはよママんとこ行こうよ。