シビル・ウォー:キャプテン・アメリカの感想「黒ニャンコとクモ登場」

ブカレストに潜伏している間のバッキーは、やっぱりバイトとかしていたのでしょうか。そうなると職種は裏方だよね。どっかのアントマンの人のようにサーティワンで働いてたら面白い。
そんな妄想をしながら進んでいく物語。キャップとバッキーの友情、そこにトニーの入る余地はないのか。悲しいね。それにしてもキャップのバッキーへの想いが凄まじ過ぎる気がします。
ハワードってキャップにとって戦友のようなものでしょ。そのハワードを手に掛けたバッキーと、そのハワードの息子が目の前にいて、躊躇なくバッキーに付いたこと、薄情にも見えます。
それだけバッキーとの繋がりが深いのでしょうが、


そこにハワードやトニーが入り込む余地はないの?
ちなみにハワードの事故が故意だったことは、前回の「ウィンター・ソルジャー」でゾラとのシーンの中でありましたね。
ゾラの持つアーカイブデータの中にハワードの事故の新聞記事があったので、そこから実は事故ではなかったとキャップは知ったんだろね。でも、実行犯がバッキーだとまではわからなかったはず。
それが今回バッキーだと判明して、少なからず衝撃を受けた描写はありましたが、しかしそのあとにバッキーと組んでトニーをフルボッコにしていたシーンでは、キャップ大好きだけど、けっこう引きます。ボッコボコじゃん。
でもラストに向かうまでのバッキーやサムとのやり取りは面白くて好き。キャップってば何かっていうと「サム、サム、サム!」って人使いが荒いのね。でも素直に従うサムくんに胸キュン。
それにしても超人同士が街中でケンカすると色々なものが破壊されるので迷惑よね。でもあのシーン、すっごくカッコよかった。ブカレストで警察に踏み込まれて逃亡するバッキー、それを追うブラックパンサーとバッキーを守ろうとするキャップ。
トンネルから抜けたときのバッキーがバイクを奪うシーンがあるんだけど、向かってくるバイクをスルッと掴んでひっくり返してストンッって乗っかるの。あのシーンは何度見てカッコイイ! バッキー素敵!
ブラックパンサーの登場シーンも良かったね。黒ニャンコだよ、黒ニャンコ。サムに「猫好きなの?」って聞かれてたね。そんなサムは逮捕されたときに、鳥のコスチュームって預り証に書かれてプンプンしてます。
バッキーとサムはキャップの横を取り合ったり、シャロンとキャップがキスしている場面を見ながら一緒にニヤニヤしていたり、アベンジャーズとのバトルでは一緒にスパイダーマンにやられていたり、けっこう仲良しコンビになりつつあるね。
この二人のシーンは「シビル・ウォー」で一番好きかも。仲良し三人組の結成かっ!
あー、そうそう、ペギーは老衰でお亡くなりになりました。長生きしたね。ペギーが長生きしたのはきっとキャップを待ち続けていたから…、でもないかな。エージェント・カーターでジャービスとキャッキャウフフと楽しそうにしてたからね。
それからキャップ側にどうしてバートンとワンダが付いたのかがよくわからん。
で、バトルではせっかくブラックパンサーに「初めてだね、クリントだよ」ってご挨拶をしているのに、「知らん」とそっけないティ・チャラ。あなたそれでも国王なの! ご挨拶してる相手にその態度はなんなの!
それからアントマンはサムが勧誘したんでしょうが、だからって犯罪行為に加担したり体を張って守ったりするほどの繋がりがあったとも思えないので、だいぶ強引な感じがします。
スパイダーマンは単純に子供だし、トニーは有名人だからミーハーな気分もあってあんまり意味がわかっていない状況で来たのだと思うので、アイアンマン側はそれなりに納得です。
つまり、今回のキャップはすべて強引な雰囲気で進むんです。傲慢にも思えます。
なんでかというと、この「シビル・ウォー」にはアメリカの政治的な情景や事件が反映されているからだそうです。町山智浩さんの映画ムダ話でそのあたりについて詳しく解説していました。
で、今回のスタン・リーはラストでキャップからの届け物をトニーに届ける配達員です。
「あんたトニー・スカンクさん?」と名前を間違えながら登場して、ローディに「そうだよ! この男がトニー・スカンクだよ! ぷっ」と返事されています。トニー、いつからスカンクになったの。
毎度御馴染みエンドロール後は、最初はバッキーがワカンダで凍るシーン、その次がスパイダーマンでした。

PR
アメコミ
PR