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ブラックパンサーの感想「偉大なるゴリラやりおる」

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やっと観てきましたブラックパンサー。私の中ではゴリラが強烈なインパクトを放っております。「偉大なるゴリラ」って悪口かと思ったら別に誰も突っ込まないし、サラッと流されてるし、え、何? 状態でストーリーは進んでいきます。

帰宅して即効ネタバレをチェックしてみたら、エムバクさんはゴリラ神を信仰しているそうな。何? その心ときめく神さま。ゴリラの神さまと聞いても銀魂の近藤さんしか思い浮かばない私にもっと情報をおくれ。

ロス捜査官が話そうとしたときに「ウホッウホッ」って「お前は話すんじゃねぇ」って邪魔してたのは、ゴリラの神さまへの信仰心からなのでしょうか。

というか、ロス捜査官のアウェイ感がすごかったです。ちなみに「エイジ・オブ・ウルトロン」で初登場した愉快な武器商人クロウ(ウルトロンに片腕チョン切られてた人)はアンディ・サーキス。ロス捜査官はマーティン・フリーマンだから、ホビットのビルボとゴラムなんだよね。

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ホビットのときも今回も、マーティン・フリーマンはアンディ・サーキスの勢いに食われ気味でした。アンディ・サーキスすげぇな、あの圧倒的な存在感とアクの強さ。

ま、ロス捜査官もアウェイの中で頑張ってましたけどね。武器を運び出そうと飛び立った戦闘機を撃ち落すために、シュリのラボで遠隔により飛行機を操縦します。そこで一瞬あのワカンダのクロスポーズを取るのですよ。あのシーン可愛かった。

遠隔操作している飛行機が敵に捕まって身動きが出来なくなったときに、シュリが「腕をクロスさせて!」というから素直にビュンっと一瞬クロスするのですよ。

ロス捜査官の手首には遠隔操作に必要なブレスがはめ込まれており、その数珠によって反撃が可能だったのです。

あのブレスって便利よね。電話も出来るし色々な機械を操作できるし。しかもあの発明品はティ・チャラの妹シュリちゃんの作品です、若干16歳。トニーと話が合いそうだね。

でもシュリちゃんもちょっとおふざけな感じの女の子なので、トニーと会わせたら一緒になって変なもの発明しそうです。

さらにヴィジョンとか見せてしまったら、いろいろな機能を追加しようとするのではないかしら。そうなると、またキャップがプリプリ小言をいってくると思います。

というかこのブラックパンサーは「シビル・ウォー」の直後のようなので、キャップもワカンダにいるはずですが何しているのでしょう。まぁ、ここでキャプテン・アメリカ出したら色々とややこしいので、そこらへんの突っ込みはなしで。

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ちなみにバッキーはエンドロール後に登場してます。どうやらヒドラの洗脳は解けたようで、スッキリした表情で爽やかな感じです。ワカンダの子供たちからは「ホワイトウルフ」と呼ばれています。

ホワイトウルフは原作に登場するティ・チャラの義理の兄みたいですが、どうしてバッキーがホワイトウルフと呼ばれているのかはわかりません。今後、ホワイトウルフを名乗ることになるとしたら、ワカンダと深く関わることになるのでしょう。

そして、ワカンダは女性の戦士がたくさんいる国です、かっこいい。「女が元気な国は良い国」だってアシタカ様も申しております。

とくにオコエね、隊長ね。強い上に国王に寄り添うねえや的なポジションの人。ティ・チャラがキルモンガーにやられても、ナキアが一緒に逃げようよっていっても、国の為に尽くそうと涙を呑んで耐えます。

グッと耐えるオコエと違って、ナキアは国を守るために動きます。「神秘のハーブ」(超人になる草)を手に入れてゴリラに会いに行き、ここで「偉大なるゴリラ」っていうのよ。

ゴリラ神を信仰しているエムバクさんは、ワカンダの五部族の中で唯一ブラックパンサーに従わなかった部族の長です。

ずっと山で引きこもってたんですが、映画の冒頭でティ・チャラが国王になる儀式をする場面で王座を狙って登場します。各部族の長は、王座に就く者に意義があれば決闘を申し込めるシステムになっているようです。

だから他の部族はティ・チャラを王として認めるよという意味で「放棄する!」と宣言します。そして晴れて国王として認められるのです。

でもエムバクさんは放棄せずにティ・チャラに挑戦した結果、最初は優位に立っていましたが最終的には勝負に敗れてしまいます。だから国をキルモンガーに乗っ取られたとき、ナキアはエムバクしかいないというんですね。

そしてナキアは「偉大なるゴリラ」ってヨイショしたりしますが、このゴリラったらキルモンガーにボコられて川に放り込まれたティ・チャラを回収してたのよ。しかも神秘のハーブを差し出されたのに、それをサラッと流してました。

意識を回復したティ・チャラに「命の借りは命で返す」とかなんとかいってたね、男だねっ! (儀式のときにティ・チャラが彼に止めを差さなかったから)でもゴリラだねって言う方が褒め言葉になるのかしら。「ゴリラの中のゴリラだね」とか。

ちなみに偉大なるゴリラを演じているのはWinston Dukeさん。ラストの戦闘でもブラックパンサー勢が不利になったときに登場してましたねっ!

ティ・チャラに兵を貸せって言われて断ってたのに、いいところで出てきやがって! 全部美味しいところを持っていってしまったのはこのゴリラね! ゴリラやりおる。

ちなみに今回のスタン・リーは韓国のカジノにいたおじいちゃんでした。勝ったのに途中でどっかいったティ・チャラのコインを横取りしてたねっ! 相変わらずだねっ!

ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが40歳オーバーだったことにビックリしたり、キルモンガーのマイケル・B・ジョーダンがイケメンでときめいたり、フォレスト・ウィテカーの安定感に胸が熱くなったりしました。

アフリカの大地と歌と踊り、カラフルな衣装は見ててとても楽しかったです。ワカンダの部族たちが着ている布ですが、実は高度な技術によってシールド(盾)になっているところも素敵でした。
今回は字幕版を鑑賞したのですが、吹き替えも観たかったな。ただキルモンガーの体はイボイボ恐怖症の方には刺激が強すぎるのではないかと思いました。

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