アーミー・オブ・ザ・デッドの感想「噛まずにくるっと華麗に首ひねるゾンビ」

ネットフリックスで配信してるザック・スナイダー監督のゾンビ映画。ザックは暗い映画撮る人ってイメージあったんだけど、最近観たジャスティスリーグのスナイダーカットがおもしろかったので本作も観たくなり鑑賞。
スナイダーカットは人物描写をしっかり深掘りしてたけど、本作もゾンビ映画なのにそれぞれみんな魅力的なの。ゾンビの親玉と王妃もちゃんとキャラ立ってた。
親玉が王妃のお腹気にしてたから、もしかして赤ちゃんいるのかなって思ってたらほんとにいた。あれはゾンビ同士で子ども作ったのかな。


ちょっと時系列がわからなんだけど、ラスベガスがゾンビ化してけっこう経ってるならゾンビになってから妊娠したってことだよね。でもあれは最初のゾンビだからできたってことなのかも。
で、オープニングですでにひとつの映画でも作れそうな描写がありまくり。あのお母さんと娘ちゃんのラストで「えぇぇ~」って思ったところで本編スタートだからね。
ぜひここまでのストーリーで映画一本作ってほしいわ。でも前日譚もあるみたいなんだよね。どんな内容なんだろ。
真田広之さん最近活躍しまくりだけど、この作品ではゾンビと戦いません。ぜひ戦ってほしかった。真田さんはうさんくさい役で、日本人への侮蔑用語みたいなの自分で言ってて鍵師に突っ込まれてちょっとたじたじしてたの。
んで、カッコいいヘリ操縦士に(調べたらレズビアンの人のようです)、日本人だからいいんじゃねって言われてたね。まぁ、日本人が自分で言うって皮肉なんでしょう。
最終的に真田さんが仕返しでもされるのかと思えば(騙してたし)、そんなことはなくただテレビで爆発の風景観て終わってた。ちょっとそこはスカッとしないなー。
ただ出てくる傭兵の人たちみんな魅力的なの。デイヴ・バウティスタはもちろんカッコいいし、娘ちゃんもかわいい。コヨーテもすっごく素敵な人だった。
デイヴさんの相棒的なポジションの女性もカッコよかったのに、いきなり出てきたゾンビに首ひねられて180度回転してお亡くなりに。
ゾンビのくせに噛まずに首ひねるとかどうなのよ、噛みなさいよ、それでもゾンビなの。しかも華麗にくるっとひねってたの。首ひねるのうまい系ゾンビなのか。
あとチャラい炎上系YouTuberみたいな人いたんだけど、この人の仲間の女の子がすっごいタフ。ゾンビ未体験とか言ってたのに、進んでケツ持ちして追い込まれて、でもすっごい勢いでゾンビ倒していってた姿はカッコよかった~。
最終的にはゾンビにガブガブされて、炎上系YouTuberに背負ってた燃料打たれてドカンされてたけど。
炎上系はチャラいとか思ってたけど、仲間にとどめ刺す気概があるのね。しかも、この人自身も噛まれたときに、すぐに手りゅう弾のピン抜きまくってたのも肝座ってるなぁって思った。
鍵師も軟弱なのかと思えば、チェーンソーの黒人を体張って助けてたし。ただせっかくチェーンソー持ってきてたのに、たしかゾンビぶっ倒すシーンはオープニングしかなかったはず。そこはちょっと物足りない。もっとチェーンソー使ってほしかった。ただ壁に穴開けるときにチェーンソーは活躍してたけど。
最終的にデイヴさんも噛まれちゃって娘ちゃんにとどめ刺されてた。ということは、娘ちゃんだけ助かったのかな。操縦士はたぶん死んでたけど、ギータはどうなったのかわからないまま。
黒人の人ね、金庫のなかに入れられたら出られなくて窒息するんじゃと思えば、抜け出せてた。どうやって金庫から出てきたんだろ。しかも噛まれてるから今度はこの人から感染が広がるということを示唆しておわり。
おもしろかったけど、スカッと感はないなぁ。でも前日譚が配信されたら観るかも。いつ配信されるんだろ。アニメもあるみたい。

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