本国で大コケした「シン・シティ復讐の女神」。なんとなくコケた理由が分かったような気がしないでもない。とりあえずエヴァの色気とマーヴ無双しか印象に残らなかったです。
前作から9年経過してのニ作目なので、正直一作目の内容はほとんど記憶にございません。期間が空き過ぎたのもウケなかった理由のひとつではないでしょうか。そんな中、本作は女性のインパクトが強かったです。
希代の悪女「エヴァ・ロード」を演じるのはエヴァ・グリーンさん。この人の色気は凄まじいの一言。「ダーク・シャドウ」の時にもジョニー・デップを振り回す魔女を熱演してましたが、本作での悪女っぷりは もうすんごいです。
ほとんどおっぱい出してたし。出してなくてもシースルーの衣装で乳首が透けてたし。
その脱ぎっぷりはとても素晴らしかった。
ナンシー・キャラハンのジェシカ・アルバは可愛いしセクシーなのですが、本作ではエヴァ・グリーンにすべてお色気持っていかれてます。どんだけくねくねダンスしてもエヴァのあとでは霞んで見えます。
ジェシカはとても素敵な人なのですけどね。どうしてもエヴァのあとで見ちゃうとね……。
娼婦街の住人であるゲイル(ロザリオ・ドーソン)はもっと活躍してほしかったです。出番が少なかった。
殺人兵器ミホは最初見たときあまりのぶすさにびっくりしました。前作ではデヴォン青木が演じたミホ。妊娠のために出演できなかったデヴォン青木の代わりにジェイミー・チャンがミホ役を演じてたのですが、なぜこんなにぶすメイクをするのでしょうか。ジェイミー・チャンは普通に可愛いのに。
ちなみにジェイミー・チャンはあのズッコケ映画「DRAGONBALL EVOLUTION」のチチ役です。
ほかに「エデン」という映画で主役を演じてます。この「エデン」は普通の女の子がちょっとハッチャけてしまった夜に誘拐されて娼婦にさせられるというストーリーで、なかなか生々しい内容でした。
女性出演者に比べるとどうも印象が薄いように感じてしまう男性陣。とりあえずマーヴ(ミッキー・ローク)は無双してましたね。ザクザクぶっ殺しまくってる姿は見ていて爽快でした。ナンシーを兄貴のように見守ってる姿も素敵です。
ドワイト・マッカーシー(ジョシュ・ブローリン)は前作ではクライヴ・オーウェンが演じていたようです。悪女エヴァに振り回されている役。まぁ、とくに可もなく不可でもないという薄い印象。
で、ジョニー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)ですよ。この方は映画オリジナルエピソードでの主役なのですが……。う~ん、正直このエピソードいるのかなって感じです。
ロアークに立てついたらどうなるかなんてわかりきってるはずなのに、勝負を挑んで「ふふん」って調子に乗ってたらボコボコにされるわ、いい感じになってた女性を殺されちゃうわ。結局、最終的には自分も殺されちゃうし、なんなのこの人?
ちなみこのエピソードでレディー・ガガがウェイトレス役で出てきます。ガガさん好きなのでここだけテンションアップ。
ジョン・ハーティガン(ブルース・ウィリス)はひとりシックスセンス。じっとナンシーを見つめるバッテン親父。
大コケしたということですが、もともとが万人受けしない作風なので本当にコケたのか疑問です。ツイッターを見るとけっこう評判いいみたいだし。
私はなんとなくもやもやしましたが、たっぷりエヴァの色気とマーヴ無双を堪能できたとこはよかったです。