「スパイダーマン:ホームカミング」をやっとレンタルしてきて観ました。久しぶりにハッピーが見れて幸せに浸れたので良かったです。ハッピー好き。それにトム・ホランドやゼンデイヤと、若手のピチピチした雰囲気には良い意味で刺激を受けました。
ただ、観終わったとき、「いまいちかな」という感想だったのは、マイケル・キートンが好みじゃないとか、ヒロイン(ゼンデイヤじゃない方)に魅力がないとかではなく、学園コメディだったからかなと。学園モノ、あんまり好きじゃないんだよね。
過去のスパイダーマンでも学校を舞台にはしていましたが、ここまで全面的に学校がメインになっていなかった記憶があります。ちなみにサム・ライミ版が好きです。
トビー・マグワイアの程よい根暗さとか、ジェームズ・フランコのイケメンっぷりも大好物でした(そういえばフランコさんは最近セクハラで大変そうですね)。
キルスティン・ダンストがモテモテ設定に関しては色々と議論が巻き起こっていますが、
私は彼女が大好きなので全然モテモテ納得です。
そして、この「ホームカミング」では学校にストーリーの主軸を置いているので、高校生活メインで進みます。さらにアベンジャーズが絡んでいるので、前シリーズのスパイダーマンとはかなり違った雰囲気になってますね。
でも、童顔トム・ホランドの一生懸命認めてもらおうとしている姿や、地味子風のゼンデイヤの圧倒的な存在感はとても刺激的でした。私はこのゼンデイヤ全く知らなかったのですが、アメリカのティーンエイジャーの間では凄く人気があるようです。
ずっとピーターのストーカーをしている地味子ちゃんはミシェルという役名で、ピーターが片思いするのはリズなので、今回はMJいないのかと思いましたが、地味子ちゃんがMJでした。
全編通してピーターがミシェルを意識する描写は全くなかったのですが、ラストでやっとミシェルと目を合わせてしっかり彼女を意識していたので、次回はゼンデイヤ版MJとピーターとの恋愛模様が描かれると思います。
それから今回のスパイダーマンはアベンジャーズに取り込まれてしまっているので、ハイテク感が凄まじかったです。ピーター自身もスーツを取り上げられそうになって、「ボクはスーツがないと何もできない」と発言しています。
でもスパイダーマンのスーツってコスプレ要素が大きかったと思うんだけど、スーツ頼りになってしまっている点が残念。ただ、ラストの戦いには自前のコスプレコスチュームで挑みます。ここは良かったね。
今回はベンおじさん出てこないのであの偉大な名言もありません。蜘蛛に噛まれた描写もなし。
しかし、ベンおじさんのエピソードはありませんでしたが、ピーターが親友のネッドに自分がスパイダーマンだとバレたときに、「メイおばさんに心配かけたくないから黙ってて」というセリフがあったんですね。
このあとに「色々あったから」といっており、このセリフでネッドが真剣な表情になっていたので、このシーンでベンおじさんのエピソードを物語っていたのだと思いました。
で、私は原作を知らないし、トビー・マグワイア版のスパイダーマンに親しんだ世代なので、トム・ホランド版のチャラさは若干うざかったです。それでも一生懸命トニー・スタークに認めてもらおうとしているのは凄く伝わってきましたね。
メイおばさんに「スターク社の研修クビになっちゃった……」と涙ぐんでいるトム・ホランドを見ていたら、今まで感じたことがない母性というものがガンガン刺激されましたわ。私に母性あったのか。
反対に、トニーの威圧感というか、子供に対しての接し方を見ていると、子供の頃に嫌いだった大人のイメージまんまなのが笑えます。
トニーはキャップを見習おう! あの愉快なコスチュームを着て教育ビデオに出ているキャップは素敵でしたね! ちなみにエンドロール後にもキャップは出てくるのでキャップファンなら必見。
キャップはこの映画の時間軸だと「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後なので戦犯になっていますが、ピーターが通う学校の校長がジム・モリタの子孫なので尊敬するキャップの教育ビデオも流しているのです(ジム・モリタは「ザ・ファースト・アベンジャー」に出てくるキャップの仲間の1人)。
配役も同じ人なのですが、私このジム・モリタという役どころの人をすっかり忘れてしまっているので、またキャップのシリーズも見直さなきゃ。MCUの世界観は面白くて大好きだけど、作品がいっぱいありすぎて細かい設定とかすっかり脳みそから抜け落ちているのがくやしい。
そしてハッピーですよ、今回はハッピーが見れてとても幸せです。相変わらずトニーには冷遇されてますしピーターのお守りもきちんとできてなかったですが、最後はピーターをトイレで待っているハッピーが可愛かった。
トム・ホランド版ピーターは次回「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に出るみたいなので、それまでにはMCU作品を復習しておきたいけど、作品数も出演者数もハンパじゃないので観直すのも大変です。