キングダム アシンの物語の感想「スカッと爽快」

韓国ゾンビドラマ「キングダム」シリーズのスピンオフ。ドラマすっごくおもしろくてシーズン1とシーズン2を一気に観たけど、もう内容あんまり覚えてない。たしかラストにそれまででてなかった女性が突然登場して終わってたのよね。で、本作はその突然現れた女性を主役にした作品。
いやぁ、すっごくおもしろかったし爽快感がたまらん。最初は子ども時代にけっこう時間かけてるからドラマなのかなってぐらいゆっくりと物語が展開していくんだけど、終わってみると1時間33分とは思えないほど濃厚な物語でした。
スカッと感がすごかったわ。


もう容赦ないんだもの。ってか、子どものころから知ってる女性を慰み者にするとか観てるだけで胸くそ。もっと苦しんで死んでほしかった。
でもだまされてたってわかってからの容赦のなさは最高よ。ゾンビに加えて弓攻撃くらうから逃げ道なし。ひっひっひ。
ただあの小さな女の子からいきなり大人の女性になったのはちょっと微妙に感じた。演じてたチョン・ジヒョンさんは静かな中に復讐の炎を激しく燃やすような深みがあって素敵だったのですがね。もう一人20代ぐらいの子を間に挟めなかったのかしら。
で、ストーリーは朝鮮と婆猪衛と女真族が微妙な位置関係にあって、朝鮮のよくわからんエライけどたぶん頭わるい人が婆猪衛のところにいる女真族あぼんしちゃって、中間管理職みたいな人が「やべー、ちょっとコイツらに罪かぶってもらっちゃえ」って朝鮮のなかで蔑まれながらもなんとか生きてるアシンがいる女真族の村を差しだしたという流れ。
婆猪衛ってのがなんか好戦的な人たちで、朝鮮も揉めたくない様子。なんか女真族も分裂してるみたいで、アシンがいる女真族はけっこう低い地位に置かれているって感じかな。
あと、婆猪衛にガンギマリの瞳孔ひらいてる人ね、どっかで見たなと思ったらあの人よ、「新感染半島ファイナル・ステージ」のソ大尉。この人好きだわ。ク・ギョファンさん。イッちゃってる目つきが最高よ。
ラスト、アシンがこの人に弓を飛ばして終わってたけど、やられてしまったのかしら。もっとガンギマリの人観たかった。
アシンの復讐が始まったときにね、草の作用わかってる感じだったから、なんでだろうって思ったらすでに使用済みだったのね。しかもあれからずっと面倒を見てたとか。すさまじい。
そうしてキングダムシーズン1につながっていくと。もうすっごくおもしろいから早くシーズン3観たい!

追記:8月3日

二回目の鑑賞で、最後ゾンビのエサにされてたヤツが誰かわかった。最初にアシンを襲ったヤツだ。
大人になったアシンをニヤニヤ見てたシーンからイヤな雰囲気だったけど、そのあと寝床に忍んでいくとこね、ソイツの首にナイフ突き立てて抵抗したけど、「オレ殺しちゃったらお前も殺されるぞ」って脅すのよね。
アシンはどうしても復讐したいから朝鮮の軍人と揉めるわけにはいかんのよ。その弱みに付け込んでアシンを手籠めにしたのよ。ムキー。ただそういう描写はなかったんだけど、次のシーンでアシンの顔に傷がついてたから、けっこう乱暴にされたんだと思う。
で、家族ゾンビたちのエサにされたのがソイツってこと。私はてっきり最初にゾンビ化したヤツが最初にアシンを襲ったヤツだと思ってたからもっと苦しんでほしかったって思ったんだけど、最後にとっておきの復讐を用意してたのね、アシン。
あっさり殺すよりもゾンビに食われながら死ぬほうが観てるほうもスッキリ感が倍増よ。はーはっは、ざまーみろー。
あとはドラマ版にもでてる人がいるみたいなんだけど、ドラマ版をあまり覚えていないからわからない。これはもう一度観直したい。そのうちシーズン3もあると思うし。あー、はやくシーズン3が観たいー。

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