ワンダーウーマンの感想「ヴィランが弱そう」

ほんとは「ワンダーウーマン1984」の前に観る予定だったけど、なんかバタバタしてて観れなかった一作目を鑑賞しました。もう何回も観たけど、新作も観たことだし感想でも綴ります。ちなみに二作目の内容にも触れてますので未見の人は注意してくださいませ。
ちなみに新作→一作目という流れで観たら、あぁ二作目って恋愛映画なんだと思った。本作は島しか世界を知らないダイアナが人間の愚かさや醜さを知っていくというストーリーで、スティーブとの恋愛要素はけっこうおまけ的な扱いだったんだと、改めて観るとそう感じた。
一応結ばれたけど、あんまりイチャコラするシーンなかったし。


明確に言葉で愛を語るシーンはスティーブの最期のセリフだけだったし。だからイチャイチャシーンが満載の二作目は恋愛映画だわ。けっこう散々にこきおろしてしまったけど、また観に行きたくなってきた。
で、本作の初見時は女性の立ち位置についていろいろ思うところがあったんだけど、何回も観てるとあんま感想が湧き上がってこないのね。
でも何度観てもヴィランがしょぼい。どこから見ても弱そうだからボコられててもダイアナのほうが強そうだし、ラストは老害じじぃにお仕置きする老人虐待にしか観えなくなってきた。強そうな鎧をまとっても全然強く見えない不思議。
新作では都会的でエレガントな女性になってるけど、本作ではまだ赤ちゃんみたいに純粋なダイアナちゃんかわいいよー。エッタさんに「どうしてお腹を引き締めるの」と天然発言して「悪気がないだけにキツイ」とかいわれてるの笑う。
あと今回は吹き替えで観たんだけど、みなさんイメージにピッタリ合って良き良き。マーベルは有名人起用多いからたまに違和感あったりするんだけど、DCはそうでもないのかね。
それにしてもアレスは戦の神ってだけで作品の中でイヤな奴として扱われるの多い気がする。ま、ギリシャ神話に出てくる神たちがけっこうとんでもな性格だから別にアレスに限ったことではないのかも。
そのアレス役にデヴィッド・シューリスよ。「キングダム・オブ・ヘブン」でうさんくさそうなザ・ホスピタラーやってた人ね。うさんくさい役がお似合い。
う~ん、なんとなく初見時から感じてたイヤな気持ちがあって、それはマル博士に色恋しかけようとしてたスティーブの姿ね。あの風貌だと男性から相手にされてないのわかりきってるのに色仕掛けはけっこう最悪だと思う。
ま、相手のやってることも極悪なんだけど。ただあの顔になったことで根性がねじ曲がってしまったと考えると、スティーブのやろうとしたこともけっこう残酷なんじゃないかなぁって。
そして本作も二作目もスティーブの最期になるとダイアナ視点になるのね。スティーブの最期を視聴者に見せないの。あれはなんかこだわりでもあるのかな。
ダイアナ視点だからリアルさを描こうとしてるのかもだけど、個人的に観てる側としては最期をハッキリ見せてないので「あれ、これもうワンチャンあるんじゃ」って期待しちゃう。いや、ないのはわかるんだけど、心情的にどうしてもそう思ってしまうのよ。
ちなみに二作目を観て、アメコミカップルの中でも大好きな不動の第一位だったキャップとペギーの地位がゆらぎ、ダイアナとスティーブがトップに躍り出ました。ま、私の中だけの話ですが。
もうほんとこの二人大好き。だから次作があればどうにかして結ばれてほしい。キャップとペギーも次元ちがうから、ワンダーウーマンでもどうにかして結ばれてー。スティーブとダイアナを一緒にさせてー。うわーん。
ちなみにラストの「また彼に会えた」というダイアナのセリフは二作目を観たあとだと余計に堪えます。本作の冒頭にある写真のシーンも泣きます。アマゾン族のシーンはもう圧巻の一言。ママンも将軍もかっこよくて素敵。うっとり。ワンダーウーマン大好き。

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