前作に引き続いて鑑賞。てっきりこの映画観ていたと思ったのですが初見でしたわ。サイクロプスの登場シーンでは胸が高鳴りましたが、あとはとくに印象に残っておりません。ほんのさっき観終わった後だっていうのに感想が出てこないって、どれだけ内容薄かったんだか。
ただサイクロプスの登場シーンは良かったね。最初は狭い視界からペルセウスたちを観ている演出になっており、すぐに「一つ目巨人きた!」とハッスルしそうになりました。
一体いつのまにこの巨人に惚れたのか分かりませんが、登場したときには拳を強く握り締めながら画面に釘付け。
ペルセウスにお辞儀していたり、頭を抱えてフラフラしていたり、とってもキュートなサイクロプスたちは、
でもすぐに退場してしまい、残りモンのたいして魅力のないキャラたちを延々と観続けました。
前回のアンドロメダもあんまり美人じゃなかったけど、今回のアンドロメダのびっくり顔はどっかで見たことあるなって思ったらアウトローに出てた人だね。アフロディーテと呼ばれるほどの美は感じませんでした。
そしてヘパイストス役はビル・ナイ。パイレーツ・オブ・カリビアンのタコ足デイヴィ・ジョーンズ、それとアンダーワールドのヴィクター。
アンダーワールドってシリーズだけは長く続いてるけど内容はスッカラカンだから全然覚えてない。でも吸血鬼と狼男っていう題材が大好きなのでまた時間があれば観直そう。あのシリーズはケイト・ベッキンセイルの美貌でもってるようなもんだと思ってる。
あとは、せっかく活躍しそうな役どころのアゲノールを登場させておきながら、さっぱり役立たずだったのはどうなのでしょう。ポセイドンと親子揃って存在感がとても薄かったです。
それからね、ペルセウスの息子ヘレイオスの家庭教師というか世話役ポジションの品の良いおばさま、クレア役のシニード・キューザックってジェレミー・アイアンズの奥さんなんだってさ。素敵夫婦ね、うらやましいわ。
本作では前作と違ってゼウスとペルセウスの距離がちょっと縮まっています。しっかし、良い親父風吹かせてるけど、ソイツあんたの母ちゃん手篭めにしてるからな! そんな傍若無人振りが祟ったのか、本作でゼウスは囚われのピーチ姫になりました。
育ててもらったわけでもない親父だけど助けに向かうペルセウスには、ポセイドンの息子アゲノールとアンドロメダ女王が付き添います。でもこの二人に目立った活躍も無く、物語は進みます。
途中で弟に嫉妬しまくりをこじらせた軍神アレスが邪魔したりしますが、ゼウスの元に辿りつき助け出すことに成功。
助けることには成功したけれど、すでにクロノスに力を吸い取られていたゼウスは虫の息。そこで、やっと弟ゼウスを許せるようになったハデスが登場してゼウスに一万年分のパワーを注入します。
あー、クロノスっていうのが今回のラスボス、ゼウスとハデスとポセイドンのお父やんです。見た目はただの岩の塊だから、どうやって子作りしたんだろうとか、神話の世界ではあんまりそんなこと関係ないのかな。
わが国の神さまも目玉洗っただけで子供できたりするし、岩石からもどうにかしたら子作りできるんでしょう。
このクロノスを倒すためには、ゼウスとポセイドンとハデスの持つ武器を合わせた「三重の槍」が必要で、そのためにペルセウスはアレスにタイマンを申し込みます。ポセイドンとハデスの武器は持ってたけど、ゼウスの武器はアレスが持ってたからね。
で、タイマンの申し込み方が普通にアレスに祈るのですよ。「神殿で待ってるから来てね」って。それをしっかり聞き届けるアレス。神さまって人間の祈りが聞こえるようですが、世界中の人の声が聞こえたら精神崩壊とかしないですかね?
わが国の神さまも神社に来た人たちの願い事を毎日毎日聞かされて精神崩壊しないですかね? でもせっかく神社に行って終始無言でいるのもなんなので、今度神社に行ったら「お邪魔します、ちょっとご挨拶に来ただけです」と伝えようと思います。
さて、最終的にハデスとゼウスが仲直りして一緒にクロノスを撃退しようとしますが、ゼウスは力尽きてしまいます。この世界の神さまは命が尽きると石になってボロボロと崩れます。ちょっと悲しいね、リーアム崩れて悲しいね。
観賞後、色々とチェックしてたら三作目が作られるというニュースがあったんですが、どうなったのかな。このニュース2011年だし、「タイタンの逆襲」自体が2012年の作品だからもう三作目はないっぽいね。
「タイタンの戦い」第3弾が早くも始動
なんだかんだ書きましたがリーアムも神話の世界も大好きなので、もし三作目ができたら絶対に観る。でもリーアムも空気のポセイドンもいないし、ハデスだけになっちゃうと物足りないね。