タイトルだけで面白そうだと思って観てみたらけっこう面白かったです。適当にダラダラと感想を書いていきますが、ネタバレも含んでますのでご注意くださいませ。
主役のジョン・キューザックの相棒がジェニファー・カーペンターという方。パッケージ見たときはビバリーヒルズ青春白書のドナに見えたのは私だけでしょうか。
このヒロインのジェニファーさんがね、相棒の奥さんに「30歳超えて結婚もできなくて子供もいないくせに」とかいわれちゃうのは可哀想です。彼女の部屋に不妊症の本があったのは何かの伏線かなー? と思ってたら、やっぱり伏線でした。
結婚して子供を産んで幸せな奥さま、だからって独身子なしにヒドイこというのはいけません。ただ、こういう人って世の中にけっこういます。いい年して独身ってだけで人としておかしいと見下す人。別に好きで独身のままいるワケでもないんですけどね。
この方の出演作を調べてみると「エミリーローズ」の名前がありました。有名なホラー映画だということは知ってるのですが未見です。他にはニコラス・ケイジの「ハングリー・ラビット」に出ているみたいですが、はて、記憶にありません。
もう一人のヒロイン、ジョン・キューザックの娘役メイ・ホイットマンさん。この方は顔パンパンの童顔です。最初見たとき12歳とか13歳ぐらいに見えました。
欧米の方は10代でもすごく大人っぽいのにこの方はすごく子供っぽかったです。「コレクター」は2012年の映画なので、1988年生まれの彼女は当時24歳ということになりますね。
一生懸命子供が背伸びをしようと厚化粧したりタバコ吸ったりしている雰囲気が出ていたのは良かったと思います。
でも着飾ったドレス姿を見て犯人が「今までで一番の美人だ」というセリフをいうのですが、えー、そんなことないでしょーと思わず突っ込みました。ま、美醜なんて人それぞれの感覚だけどね。
ま、いろいろ書いてますが全体的に面白かったです。でも原題が「THE FACTORY」なのに邦題は「コレクター」なの変です。そのまんま「製造工場」にしとけば良かったのに。そしたら最後の赤ちゃんがいた場面でゾゾッとすること間違いなしなのに、残念。
コレクターと聞くと、猟奇的な犯人が自分のフェチシズムを満足させるために被害者の「何か」をかき集めてウフフとか、そんな感じなのかと思っちゃうけど、全然違います。普通に「赤ちゃん製造工場」という意味でも「THE FACTORY」のままで良かったのになー。
ジョン・キューザックの映画は「コン・エアー」と「1408号室」を観たことがあります。そし、なぜかロマン・ポランスキー監督の「ゴースト・ライター」もキューザックだとずっと思ってた。なぜ? 「ゴースト・ライター」はユアン・マクレガーでした。
「1408号室」ね、この映画はなんともいえないような後味が残ります。あんまり覚えてないけど。
それでも、なんだろ……? 食事が終わって口の中にはさっき食べた物の味が残ってるはずなのに、なぜか明らかに口に入れていない「何か」の味が残っているような、そんな薄気味悪い感覚に陥ります。だからもう見たくない映画です。
ネタバレといいつつ、とくにネタをバラしてない感想になってる気がします。でも面白かったです。最後のオチもびっくりしたし。
ヒロインが共犯だとわかると、今までの伏線をダーーーっと流してくれるのもわかりやすかった。「あっ、なーるほど」って感じで。ま、いろいろ突っ込みどころはあるけれど。たとえば赤ちゃんの世話は今まで誰がみてたんだとか、警察が来る前に赤ちゃんをどこに隠したのかとか。
最後、ヒロインの留守電を顔パンパン娘がジトーーって顔で繰り返し聞いてたけど、ちょっと聞こえた赤ちゃんの声だけで怪しむのかな? って。
あと、帝王切開して赤ちゃんを産んだローレンはどうなったんだとか。個人的には最後に赤ちゃんを産んだローレンが一番可愛いと思った。