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返校 言葉が消えた日「わりと身近に感じる今日この頃」

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けっこう前にNetflix版のドラマ観てめっちゃおもしろいって思って、ゲームの実況動画をYouTubeで観た作品の映画版。


戒厳令下の台湾が舞台のホラーなんだけど、これは泣く。

ドラマ版は現代と過去が交差しながらラストはスッキリした感じあったけど、本作は原作のゲームに近いから救いがあんまりない。

で、最近思うことは、本作のような時代ってそんな過去の話でもなくて、わりと「こういうのってあり得るかも」って身近に感じるようになってるのが怖いねってこと。

いつの時代も自由を求めて戦ってる人がいて、そのおかげでそれなりに自由を謳歌してるんだけど、でもそんな自由の中で足元がジリジリ崩れてるんじゃなかろうかと。

チャン先生がねぇ、「生きてさえいれば楽しみがたくさんある」って言うんだけど、個人的には「生きてたら良いことあるよ」って言葉はいまいち響かないんだけど、でも言う人の状況で響くんだなって。

自由がない時代なのに自由を求めるって肝座ってないと希望持てないもんね。そんな状況で生徒に「君は生きろ」って必死で伝えるチャン先生がもう泣く。

そのチャン先生の意志を守るために覚醒したファン・レイシンがウェイを助けるんだよ。でももう自分は死んじゃってるから一緒には行けないって、泣くわ。

現世に戻ってきたウェイがみんなの意志を守るためにどんなことしても生き残ろうとするのも泣く。とりあえずラストはずっと泣く。

そしてチャン先生からの預かり物をウェイはやっとファン・レイシンに渡せたんだよ。ってかまだ彷徨ってたのか、もう成仏させてあげて。

ホラー部分もゾワゾワしてくる感じで好き。あのクリーチャー登場のトイレ?でのシーンはヒーってなるわ。なんか台湾ホラーきてるよね。

良質なホラーを観ると、B級感しか出せなくなってるJホラーの現状が悲しいけど、ホラー好きとしてはうれしいですわ。

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