あぁぁ、パート1のとき、オカルト要素まぜたからわかりやすく魔女とかに設定したんでしょ、って思った自分の浅さが情けない。
これは現実の歴史でも物語ってるけど、魔女なんていなかったんだよ。ちょっと人と違うからって非難されて、さらにおかしな現象と結びつけて「お前のせいだ!」って魔女の烙印押されてしまった悲しい物語なのですよ。
ちなみに魔女と呼ばれる人は本当にいるけど、あれは信仰(少なくともわたしはそう思ってる)なので、本作の魔女はいなかったというのは、
勝手な人たちに勝手な都合を押し付けられた人のことという意味で。
今回の舞台は1666年だけど、これまででてきたキャラが別の役で再登場してます。パート1からはケイトとサイモン、パート2からはシンディと若ジギー、あとムカつく役でトミーもいた。
ほかに保安官のニックもいたんだけど、舞台が1994年に戻るまでサイモンと同じ俳優さんだって気づかなかった。だって、1666年はおっさんみんなロン毛だから誰が誰だかわからん。
結局、パート1から引っ張ってたサラ・フィアー魔女説はまったくのデタラメで、シャディサイドの町の人たちを生贄にして繁栄してたグッド家が黒幕だったってこと。バッドのくせにグッドとはこれいかに。
でもねぇ、パート2でジギーを助けたニックにはまだ良心が残ってたんだと思う。大人になってからもジギーには未練があったんじゃないかな。メモとか差し入れてたのは、ジギーの存在が忘れられなかったからだろうし。
再会したシーンでもしんみりした表情になってから気持ちはあったはず。ま、すぐに人質に取ってたから、ジギーへの想いよりも保身のほうが大事だったってことなんだろうけど。
あとはパート1にでてた軽いキャラの黒人の人がわけもわからないまま巻き込まれてたのは笑った。あのショッピングモールのシーンはホームアローンみたいだったうえに、この人がコメディ要素入れてくれたから楽しそうだったな。
おもちゃとかでアッセンブル殺人鬼集団に対抗してたし。このシーンけっこう短かったからもっと長く観たかった。でもあんまり楽しそうなシーン長引かせてもホラーだから迫力減っちゃうか。
ジョシュも逞しくなってたね。ジギーもずっと引きこもってたようだったけどけっこう活躍してた。
B級ホラー映画観て最終的に世界平和を願わずにいられなくなったの初めてよ。フィアー・ストリート三部作、楽しみながらもいろいろ考えさせられるお話でした。