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フィアー・ストリートPart 2:1978の感想「グロさがパワーアップ」

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パート1のときも思ったけど、歴代殺人鬼がアッセンブルってシチュエーションはワクワクする。でもよく考えたらあの人たちって魔女に操られて大量殺人やらされたうえに、死んでからも使われるのかわいそうよね。

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いきなり娘が殺人者になってしまったお母さんもお気の毒。ちなみに歴代殺人者のなかでビジュアルはこのお母さんの娘(ルビー・レーン)が一番好き。

ふらふらしながら剃刀カチャカチャするとか、中二病みたいで惹かれる。

そもそもどういう理屈で殺人者として指名されるんだろね。前作から考えてみると、サムは骨に血を落としたから名前を刻まれたようだったけど、本作のトミーはどういう理由で殺人者になったのかわからない。

ちょっと見逃したのかもしれないけど、そこらへんの理屈がわからんし、やたら鼻血がでるのもなんか意味あんのかな。

あとね、けっこう暗いシーンが多くて、よく観えないとこいっぱいあった。でも前作よりもグロさはパワーアップしてた。ただ、さすがにお子さまの惨殺シーンは映せないよね。

パート1はスクリームっぽかったけど、パート2は13日の金曜日かな。キャンプで仮面でセックスだったし。13日の金曜日って、けっこう前に観たけど若かりしころのケビン・ベーコンがあっさり死んでたはず。ちょっと記憶が薄れがちだから定かではないけど。

前作もだけど、本作もB級ホラーながらけっこう人間ドラマ描写も深いのよね。前回はレズカップルの再構築だったし、今回は姉妹の仲直りよ。

お姉ちゃんったらけっこう昔はヤンチャだったのねってシーンがあって、最初は「トミーを殺せないわ…」とか言ってたのに、いざというときは「死ね! このやろう!」みたいな凄まじい勢いで襲いかかってたの笑う。キレたお姉ちゃん強いの。

逆に妹は最初こそ暴れまわってたのに、そのキレたお姉ちゃんをポカーンって感じで見てたのも笑う。ってか、お姉ちゃんが最強なんじゃとかって思ったわ。最期だって、斧を何度も胸に振りおろされてるのに、けっこうしぶとく生きてたし。

なんつーか、人間って生まれながらにして一生が決められてるような、田舎の呪いをオカルト要素を交えてさらに悲惨に訴えかけている気がする。

だからパート1ではサムが逃げだしてたし、パート2でもお姉ちゃんが逃げようとしてたもんね。

最近某メンタルの人が燃えあがってたけど、その某メンタルの人が言うには、人は努力でどうとでもなるらしい。だから今の状態がダメな人は努力をしてこなかった人なのだとか。

その言葉がでること自体が恵まれてる証拠だと思うんだけどね。ま、某メンタルの人は恵まれた要素を上回るほどのコンプレックスやトラウマに支配されてるみたいだけど。

パート2になってさらにパワーアップしてきたこのシリーズ。パート3では元凶である魔女の謎に迫っていくのよ。楽しみ。

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