記事内に広告が含まれています。

エージェント・カーター/シーズン1のエピソード4「ハワードの帰還」

PR
PR

エージェント・カーター/シーズン1のエピソード4「ハワードの帰還」です。SSRから犠牲者が出たことで緊迫ムードのなか、ハワードがいつもの調子で帰ってきました。

前の話:エージェント・カーター/シーズン1のエピソード3「執事の過去」

ペギーとハワードの組み合わせ、ハワードのジャービスとのコンビ、いろいろと胸が高鳴るシーン目白押し。

今回はエピソード1以来のハワードが登場します。相変わらず女ったらしでお調子者なので、ジャービスやペギーが頭を抱えています。その性格はしっかり息子に引き継がれており、このハワードがどんな恋愛をして結婚に至ったのかと妄想も膨らみますね。

冒頭から闇取引をしているジャービス。ブツを渡すかわりに支払う金額の上乗せを要求されて困惑顔の彼は、耳をいじっています。ジャービスはたまに耳をいじるクセがあり、このクセはペギーにしっかり認識されます。

ちなみにこの取引のブツがハワードです。運び屋ミンクによってアメリカに帰還できたハワードですが、すでに隠れ家はSSRのエージェントに押さえられていました。

そこで男子禁制のペギーのアパートで匿うことになるのですが、到着早々ほかの部屋の女性たちをナンパして彼女たちと仲良しになります。その性質もしっかり息子(トニー・スターク)に引き継がれていくのね。

ペギーの部屋でハワードと会話しているシーンとか見てると、色っぽい感じじゃ全然なくて、男女の関係を越えて信頼関係で結ばれているんだなぁって思います。でもこの二人を結びつけているのはキャップなんだよね。

ハワードの発明品はすべてSSRに押収されていたことがわかりました。そしてハワードはひとつだけ発明品を取り返してほしいとペギーに頼みます。一瞬で町中が停電になる危険な装置だからとハワードは言いますが、ジャービスの様子から嘘だと確信します。

前述したように、ジャービスは嘘をつくときに耳を触るんですね。装置について話していると、度々ジャービスが耳を触ることに気づいたペギーはSSRにあるハワードの発明品を偽物とすり替えますが、中身をその場で確認するとガラス瓶に入った血液でした。

冒頭でハワードがアメリカに戻ってきたときに、「ジャービスと仲良くやっているか」とペギーに尋ねるシーンがあるのですが、アナの手料理は食べたかとか、君が片手で腕立て伏せ107回できることを知っているのかと楽しそうにおしゃべりしているんですね。

っていうか、片手で腕立て伏せ107回って凄すぎるんですけど。

そんな腕っ節の強いペギーは、自分がSSRから持ってきたハワードの発明品の中身を彼に聞きます。すでに予想はしていましたが、ハワードの口から聞きたがるペギー。観念して、「あれはスティーブの血液だ」と答えると同時にグーパン。

いきなりペギーにぶん殴られて怒り心頭のハワード。スティーブの血液を利用しようとしていると感じたペギーはキレッキレッ。でもペギーは切れながら目が潤んでいます。ペギーは本当にキャップを愛してたんだもんね。

スティーブはスーパーソルジャーとして人体改造を施されているので、その血液は価値があります。血液ひとつにいろんな可能性を秘めているのです。もちろん軍事利用もできますし、ワクチンや薬など、莫大な金額が動くことにもなるでしょう。

自分の利益しか考えていないとペギーはハワードを責めます。スティーブは身も心も国に捧げたと目を潤ませるペギー。彼女はキャップを愛しているし、心の底から深く尊敬もしているのです。

結局ニ人は仲違いしますが、ジャービスになんとかしてくれと泣きつくハワードと、ヤレヤレという表情のジャービスのコンビも素敵。

ちなみにこのシーンでスタン・リーがカメオ出演しています。スタン・リーはいつも楽しそうなので、これからも元気でMCUシリーズに出続けてほしいです。

一方、SSRのドゥーリー支局長はハワードの発明品を狙っていたロシア人の二人(ブラニスとデミトフ)が、記録ではフィノーの戦いで死亡したことになっていることから、情報を求めてドイツに飛びます。

この二人が所属していた部隊と戦った記録があるナチスの大佐が、ドイツの収監所にいるので話を聞きに行ったんです。

しかし大佐の口から出てきたのは、自分たちが現場に到着したときにはすでに数百人のロシア人が虐殺されていたあとだったと語ります。

このときに上記の二人は死んだことになっていたのですが、実際には生きており、リヴァイアサンという組織の元、ハワードの発明品を盗んでいるのでかなり奥深い何かがあるのだと予想できます。

それから大佐に話を聞き出すとき、ドゥーリー支局長は話してくれたら「助ける」と。この大佐は処刑が二日後に迫っているので、普通にここから出すという意味かと思ったんですが、ドゥーリー支局長は細工された腕時計の中から一粒の錠剤を取り出します。

この青酸カリを飲めば一瞬だけど、絞首刑になると死ぬまでに時間がかかって苦しいよ、これだとあっさり死ねるよ、これあげるから教えてね、と語りかけていました。

ま、実際はただのミントだったみたいですが。ずいぶん凝ったミントケースだね。このフィノーの戦いの翌日に現場にいた人物の名前がわかるんですが、それがなんとハワードだったんで、ますますハワードへの疑惑が深まっていきます。

そのころ、冒頭の運び屋ミンクは部下がお金を持って帰ってこなかったことを怒っています。連射する小型の銃を手入れしながら部下の一人を射殺。もうひとりも撃とうとしますが、その前に部下はペギーという名前の女にやられたことを話します。

ミンクはジャービスの後をつけてペギーの元に辿りつき、アパートに入れなかったので忍びこみます。ペギーの部屋の前で銃を構えていると、隣人のドッティが「ペギーにご用?」とミンクに尋ねます。

部屋に戻ってろと銃で脅しますが、ドッティは全くひるまずに「それちょうだい」と開いた瞳孔のまま言って瞬殺。このドッティかなり強いです。そして何者だ。

前回の失恋丸周辺にいたホームレスが何かを知っていると感じたスーザ捜査官は、トンプソンからお荷物扱いされながら自分なりの方法で捜査を続けます。

結局トンプソンのほうが一枚上手だったけどね。ホームレスに一生懸命真摯に対応して情報を聞き出そうとするスーザ、そこへスコッチとハンバーガーを持ってあっさりホームレスを陥落したトンプソン。

いつの世も誠実なヤツは要領が悪いんだよ。そういえばこういう実直で要領の悪いところ、キャップに似ている気がします。やっぱりスーザがペギーの旦那になるのかな。

ホームレスから黒っぽい髪の女と男が港にいたことを聞き出します。そして金髪ペギーが撮影された写真を黒く塗りつぶしていたので、何か感づいたっぽいね。で、デミトフが残したタイプライター式の通信機がラストで動き出します。

ドゥーリー支局長がそれに気づき、次回へと続く。今回はドッティがやばいしナチスの影がチラついているし、ハワードとペギーは大喧嘩しちゃうし、先が気になります。ジャービスの悩みは尽きないね。

次の話:エージェント・カーター/シーズン1のエピソード5「ベラルーシ行き」

PR
アメコミ
PR