アメスパは二作とも一回観たっきりで特に好きでも嫌いでもないって感じだったんだけど、「ノー・ウェイ・ホーム」観るために過去作品おさらいのため観てみたら、やっぱ好きでも嫌いでもなかった。
ただバトルシーンはかっこいい。特に二作目のエレクトロとのバトルは最高。
スローを入れながら光と音でダイナミックな展開になるのすっごく良かった。そりゃエレクトロはMCUでも再利用されるわ。ビジュアルもかっこいいもんね。
一作目のクレーンの橋渡ししていくシーンも感動する。ああやって一致団結してスパイダーマンを手助けしようとしてるの良い。
ま、一作目のヴィランはいまいちだけど。ビジュアルもキャラも微妙だったな。ストーリーも両親の死というミステリーな要素を入れ込んだもんだから、ちょっとややこしくなってる。
ピーターとグウェンが惹かれる要素もあんま見えてこなかった。デートもしてない相手をいきなり自宅に招いて家族に紹介するってのもちょっと急すぎないかね。
あー、でもホームカミングのピーターもいきなりリズの家に行って家族に会ってたから、アメリカではデートの前に家族に紹介するってのはそんなに珍しくないのかな。
ただねぇ、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンは実生活で付き合っていたからってのもあると思うけど、イチャイチャとかはすごいリアルだった。
トワイライトシリーズ観てるときも思ったんだけど、実際の恋人同士のイチャイチャってほんとにリアルだから、人の恋愛模様を覗き見してるみたいでちょっと恥ずかしい。
(トワイライトに出てたロバート・パティンソンとクリステン・スチュアートも付き合ってたの)
あとベン叔父さんは偉大な名言を残さないし、ハリーもいきなり出てきて友達とか言われてもその過程を描いてくれないもんだからなんか人間関係が薄い。
せっかく闇落ちが合いそうなデイン・デハーン出しといてただ逆恨みのような感じにさせるもんだから、ちょっとヴィラン落ち要素も薄いよね。
それに最終的にあのビジュアルはいかがなものか。あのデイン・デハーンがかなり汚くなってましたわよ。
エレクトロのほうも逆恨みなんだけど、こっちは登場から「あ、コイツやべー奴だわ」って雰囲気プンプンだからヴィラン落ち要素もわかりやすいし、何よりビジュアルがめちゃ良かった。
だからデイン・デハーンは本当にもったいない。次作があれば挽回できたかも。
それから一作目に出てきたフラッシュはけっこう良いやつだった。
サム・ライミ版のフラッシュはただのいじめっこだったけど、アメスパのフラッシュは最初イヤな奴なんだけど、ピーターにかなりコケにされてたのにベン叔父さんのお悔やみ言いにくるし、最後のほうはじゃれ合うようにもなってたの。
MCUのフラッシュはけっこうコミカルになってるから、リブートを重ねるごとにメイおばさんはだんだん若返ってるけど、フラッシュはキャラが際立ってきてるのね。
あと、アメスパ初見のとき、ラストでヒロインが死んじゃって呆然としてたんだよね。わたしの中でヒロインが亡くなる作品って漫画のデビルマンしか知らないから、そこからデビルマンのトラウマシーンを思い出してしばらくショックだった。
デビルマンのヒロインの亡くなり方はかなりエグいのでトラウマものですわよ。
今回はおさらいしといたほうがより新作を楽しめると思ったから観たのであって、アメスパはもう観ることないと思う。サムライミ版のスパイダーマンはこれからも観るけどね。