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オールド・ガードの感想「飲んだくれブッカーに幸あれ」

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Netflixオリジナル作品「オールド・ガード」を鑑賞しました。いやぁ、めっちゃ最高すぎて興奮が収まりません。今まで観たNetflixオリジナルってどれも微妙だったので、正直あんまり期待してなかったんだけどもう最高の一言。

シャーリーズ・セロンはもちろんカッコいいんだけど、本作では他のキャラたちも味わい深くてみんなに注目しちゃった。

ニッキーとジョーね。最初一緒に寝てて、あ、そういう関係なのね、とか思ってたら彼らの愛は何百年を経ても色褪せることなく深まっているのですよ。

敵の中でさえお互いに愛情を示して美しいキスをするのがジョーとニッキーなのです。

なんて素敵なキスシーンなんだろうって。もう愛が深すぎて拝みたくなるよね。しかも出会いは敵同士っていうじゃない、十字軍とかいうじゃない。なにそれ、もうその設定だけでスピンオフできるよね。

で、アンディとクインのつながりも深そうに感じたけど、あんまり登場シーンがなかったのが残念。もっと観たかったと思ったらラストにクイン出てきたから続編あるっぽい。

このクインって、超絶びみょうだったNetflixオリジナル「ハイ・フォン:ママは元ギャング」の人なんだよね。ゴー・タイン・バンさん。

ブッカーもいい味だしてたわ。ブッカーはナイルに家族の話したりしてずっと気づかってたんだよね。でも不死の孤独に耐えられなくて仲間を売っちゃった。

悲しいけど、みんな内心ではわかるんじゃないかな。ジョーとニッキーは最高のパートナーがいるけど、それでもほんとのところやっぱり不死なんて重荷だと思うし。

最初のホテルで「家族に会いに」っていってたブッカー。誰よりも孤独で誰よりも家族を求めてたのかなって。

あとナイルが仲間になって最初の夜、みんな並んで寝てたのがかわいかった。仮にも男女なのに同じ部屋で隣同士のベッドで寝てるの。しかも初対面。

不死という共通点って、性別とか一緒にいた年月とか気にならなくなるほど同じような重荷を背負う深い結びつきがあるということなのかも。

あ、同じ夢を共有してるって設定も興味深かった。ナイルに「どうして今」ってみんなが不思議がってたんだよね。でもアンディの不死が失われたことで、あぁアンディの代わりにナイルが出てきたんだ、って思ったからアンディ死んじゃうのかと思えばラストまで生きてた。

で、妻を失くして人々を救いたかったコプリーにストレンジのモルドさん。最近だと「マレフィセント2」にも出てたキウェテル・イジョフォーさん。

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いい人っぽいから最終的にアンディの仲間になりましたとさ。「手伝いなさい」って命令されてたね。シャーリーズさんだと命令されたいよね。なんならひざまずきたいよね。

アンディはアンドロマケって名前なの。調べたら「アンドロマケー」ってギリシャの女神さまがいたからここからつけたのかな。アンドロマケーの旦那はトロイア戦争でアキレスに敗れたヘクトールさん。

神話と歴史が入り混じって登場する役者さんも国籍バラバラでその世界観がもう好き。だってシャーリーズ・セロンがオノ背負ってるんだもん。もうそれだけで最高だわ。

黒髪ショートのシャーリーズ・セロンがほんとに同じ次元の人かと思えるほどカッコよくてせめて彼女の前髪になりたいとか意味不明な感情が湧きおこってきたわ。

ストーリーも設定も大好物だけどアクションもスマートでカッコよかった。すこし前に観た「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」のアクションシーンが微妙だったので本作でそのときの気持ちが昇華できた。

いや、ハーレイのほうも映像としてはカッコよかったんだけど、役者さんたちの動きがもっさりしてるように見えてなんとなく消化不良おこしてたんだわ。

そこへきてシャーリーズ・セロンのスマートな動きに迫力のあるアクションは最高よね。だからクインのゴー・タイン・バンとの共闘シーンはもっと観たかった。だってこの人めっちゃアクションできる人のはず。「ハイ・フォン:ママは元ギャング」ってストーリーは微妙だったけど連続で繰り出されるアクションはすごかったし。

あとナイルのアクションもよかった。 キキ・レインちゃん。体格いいからアクションシーン映えるよね。新人なのにすでにアンディのあとを継ぐ風格そなわってるのも素敵よ。最後も体を張ってアンディを銃から守ってたの、悶えるシーンよね。

あぁぁ、ラストのクイン登場シーンに興奮したから絶対に続編ありますように。飲んだくれブッカーの哀愁漂う雰囲気みてたらかわいそうになったからなんとかアンディたちと再会してほしい。

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