「ゲティ家の身代金」ねぇ~。一度レンタルしたんだけど、時間がなくて観れなかった作品です。再度レンタルして観賞。
いやぁ、面白かったです。金持ちの孫が誘拐されたけど、じじぃは「身代金なんて払わな~い」とかいったり値切ろうとしたり、孫の母親と揉めたり。最終的に払ったんだけど、あれなんで払ったんだろね? ちょっとよく分かんなかった。
孫と誘拐犯とのシーンもね、孫が銃で誘拐犯たちに撃たれそうになったシーンから変わって誘拐犯によって資産家に売られてたとこね。
あのシーンも何がどうなって孫は助かったか見せてくれないから分からないまま。
多分、誘拐犯の一人チンクアンタが助けたんだろうと思うけど。あのチンクアンタさんね、孫に異様に肩入れしてたよね。ストックホルム症候群ってあるでしょ、犯人に親近感湧くってやつ。あれって、犯人側から被害者へってパターンもあるのかね。
この映画では誘拐犯チンクアンタが孫を助けようとしてた描写が印象的でした。でも耳を送りつけるために耳を削ぐシーンはけっこうエグかったわ。
あとママンね、ミシェル・ウィリアムズさん、ヴェノムのアンね。ちょっと若過ぎじゃないかなって思ったんだけど、良い感じに老けててちゃんとママンだった。
それから金持ちじじぃに依頼された交渉役のマーク・ウォールバーグさんね、テッドの人ね。この人の経歴がなかなかパンチ効いててちょっとびっくり。
ママンとのロマンスあるのかなって思ったけど、(子供と仲良く遊んでるシーンとかあったし)結局なんもなかったね。
で、金持ちじじぃの末路は骨董品にしか価値を見出せないままに死んじゃうっていう。絵画を抱きしめて果てるじじぃ。切ないね。
使いきれないほどのお金があるのにクリーニング代ケチったりってエピソードは本物のゲティさんもそうだったみたいよ。どんだけケチだよ。
演じるのはクリストファー・プラマーさん、1929年生まれですってよ。それで現役バリバリすげぇ。哀愁漂うケチケチ切ないじじぃを素晴らしい演技で表現されていましたわ。
お金があるばっかりに人を信用できなくなったんだろうね。ま、あれだけお金持ちなら周りはお金しか見なくなるし、きっと騙されそうになったことも一度や二度じゃないだろうし。しょうがないといえばしょうがないのかもしれない。
なんかうちのめんどいじじぃを思い出した。ばあちゃんがヤバイっていうときでさえ財布の心配してたじじぃ。ほとんど話したことなかったけど、じぃちゃんはじぃちゃんでいろいろあったんだろうね~。