コズモポリスの感想「パイ投げは笑っちゃう」

ここんとこずっとロバート・パティンソンの出演作品を観てるんだけど、ほぼ理解できない。なんか意識高い系とでもいうのか、哲学的な作風。さすがにちょっと脳みそが疲れてきたからもういいや。私そこそこのアホなのでガーってなってドーンって軽い感じのが好き。
本作は始終意味不明な語りがずーーーーーーっと続きます。眠気を抑えるのが大変。でも時々セックスとかセックスとかパイ投げとか挟んでくれるので、なんとか最後まで観れました。
そして最初のセックスシーンのお相手はジュリエット・ビノシュさん。「ハイ・ライフ」でもパティンソンくんと騎乗位セックスしてたけど、


今回も背面騎乗位セックスを披露してくれています。
ハイ・ライフのときも思ったけど、ビノシュさんそれなりの年齢なのに溢れ出るフェロモンがすさまじいの。もう滲みまくってるの。本作でも登場シーンから髪の毛振り乱して暴れまくってました。でもセックスが終わってなんかよくわかんないハナシしてすぐ退場~。
この作品って、次々登場する人と車の中で話しまくるのよ。だからほぼ車の中でストーリーは進むんだけど、時々奥さんを見つけては安っぽいお店に行き「セックスしよう」って言ってた。でも噛み合わない会話でいっつも振られちゃう。ってか、ほかの女と散々セックスしてさらに奥さんともしたいとかどんだけ絶倫なんだか。
ハイテクを盛り込んだリムジンの中でセックスするわおしっこもするわ。トイレ完備なのよ。でもあの恰好でおしっこしてたら周りに飛び散るから衛生面がよろしくないわ。ちなみに2回目のセックスも騎乗位だった。金持ちは自分で動かず女に動かせるのか。
ロバート・パティンソンもよく出演OKしたもんだね。これ2012年の作品だから「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」公開と同年なのよ。だからかなり人気あったころにもかかわらず、なんでこんな意味不明な作品に出演したんだろね。トワイライトが終わったことで早速吸血鬼のイメージを払拭しようとしたのかな。
人気シリーズ出ちゃうとイメージの払拭って時間かかるから、とっととイメージをぶっ壊しにかかったのかも。でもトワイライトで心ときめかせた女性たちはこの作品を観てどんな感想を抱いたのかと思うとちょっとおもしろい。
んで、ストーリーも会話もわからんかったけど、パイ投げはとても楽しかったです。いきなりパイ投げられるのよ。私世代がパイ投げといえば昔のバラエティを思い出させるけど、今はバラエティでもパイとかなさそうね。さすがに「あとでスタッフが美味しくいただきました」ってテロップはパイだと厳しいものね。
しかもできたてのパイらしい。パイ投げた本人が「お前のために3年待った」とか言ってたのよ。成金投資家(ロバート・パティンソンの役柄)にパイをぶつけるために3年も狙ってたのかと思うと、想像しただけで涙を誘いながらも笑える。もうそっちをストーリーの主軸に置けばいいのに。そしたら意味わかるしパイ投げが成功したときの感動もすごかったはず。
んで、パイ投げられてそのまま床屋に行って、パイついたままカットされてた。しかもぐちゃぐちゃに切られてた。この作品はずっとエリック(ロバート・パティンソン)が「床屋に行く」って言ってるのよ。暴動が起こっても道路が封鎖されても。そこまでして行ったのにぐちゃぐちゃに切られるのでやっぱ意味わからん。
あと車の中で診察してて(このシーンもシュールで笑う)、前立腺が非対称ってワードが最後まで引っ張られてた。たぶん、左右対称だけを見てたら足元すくわれるよって、……ことなのかな?
ラストのおっさんとの対比も非対称な感じに見えたし。壁越しに2人が向き合ってて、そのシーンが「世の中公平じゃない」って訴えてるような気がした。片方は大金持ちの若いイケメンで、もう片方は無職っぽくてハゲたおっさんだし。
非対称と向き合わなきゃいけない、だから非対称の前立腺も受け入れなきゃ。でもたぶん、最後は撃たれてたと思うからもうやり直せないね。誰にも感情移入できなければ共感もできず、意味もわからない映画でした。
ただ、ジュリエット・ビノシュさんめっちゃ気になってきたなぁ。貫禄も色気もあって少しだけ場末感が漂ってるの。日本でいえばかたせ梨乃さん系かなと思うんだけど。かたせ梨乃さんも好きなんだよね。
でもチラッとビノシュさんの出演作品調べてみたけど、なんだか難しそうな雰囲気が漂ってた。ま、機会があればビノシュさん作品も観てみます。

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