300〈スリーハンドレッド〉の感想「マッチョのおっさんがいっぱーい」

今さらだけど、映画「300〈スリーハンドレッド〉」を初めて観ました。amazonプライムです。マイケル・ファスベンダーとかデビッド・ウェナムとか出ててテンション上がりましたが、観始めてからすぐ退屈になってきて、途中で一度止めて、次の日にやっと最後まで鑑賞するというやる気のない感じでした。
この映画の知識としては、ジェラルド・バトラーが出てる歴史戦争モノというイメージしかなかったです。だからムキムキマッチョのおっさんたちがパンツ一丁でそこらへんウロウロしてる場面観るたびに、「これは笑うところかな?」なんて思いながら見てたら退屈してきた。
エックスメンシリーズのマグニートー(マイケル・ファスベンダー)がムキムキマッチョのパンツ一丁姿(海パンにしか見えない)で登場したときはかなりびっくりしました。


私の中のマイケル・ファスベンダーってばスレンダーなイケメンのイメージだったから、ムキムキのパンツ一丁というプロレスラースタイルにかなりの衝撃ががが。
途中、このマイケル・ファスベンダーが演じてたステリオスと、隊長の息子(トム・ウィズダム)がバディ的な感じで軽口叩きながらいいコンビ風吹かしていたら、「マイサーン(my son)」とかお父やんに褒められそうになったところでその息子がスパっと首イカれちゃいましたわ。きゃー、きゃー、きゃー。
このステリオスと息子の戦うシーンが一番格好よかったと感じました。スローモーションと通常の動きを交互に繰り返す撮影方法だった。これ映画館で見たらさぞかし大迫力だったろうなって思います。この息子役の俳優さん(トム・ウィズダム)、爽やかタイプでけっこういい味出てましたね。
それから一人だけ戦場を離れたディリオスって人がいまして、デビッド・ウェナムが演じてたんですが、「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアね。ファラミアやってたときはちょっと頼りなさそうで、トチ狂ったお父やんに焼かれそうになってたけど、結局かわいい彼女ができてよかったねってポジションでした。
それが本作ではガチムチマッチョなんだもの。爽やかなファラミアのイメージがヒトカケラもないんだもの。どちらかというとファラミアの兄ちゃんだったボロミア役のショーン・ビーンの方がパンツ一丁姿似合いそうとか思った。
結局300人の中で生き残ったのはこの人だけで、この人が王さまに「みんなに自分たちのことを伝えろ」って戦争の途中で国に帰されたのね。で、この人がずっとナレーションしてたってこと。
あとジェラルド・バトラーさんは相変わらずムキムキでちょっと前髪が短くてなんか可愛かったです。しかもバトラーさんってばオペラ座の怪人のファントム役だったんだ、知らなかった。あの映画はオープニングのシーンがクソ美しくて、あのシーンだけ巻き戻して何度も何度も見た記憶があります。
あ、そうそう、最後の戦いの前にジェラルド・バトラーがスパルタ軍を前にして「栄誉だー、うぉぉー!」みたいな感じで盛りあがってたんだけど、王の言葉にみんなも「うぉぉぉー!」って腕を振り上げるのね。
でもまぁ、腕を振り上げるっていってもさ、肘ちょっとだけ曲げて「うぉぉぉーっ」て感じなんだけど、マイケル・ファスベンダーだけ腕をピーンってまっすぐ伸ばして「うぉぉぉー!」って叫んでたシーンは、なんでこの人だけ腕ピーンってなってるんだろうって、真剣な場面なのにちょっと面白かったです。でもひとりだけ腕ピーンってなってるマイケル・ファスベンダーが可愛かった。
ストーリーは紀元前480年に起こった「テルモピュライの戦い」が元ネタらしいです。スパルタというギリシャの国とペルシャ軍の戦争で、スパルタ軍が300に対してペルシャ軍が200万人ともいわれてるってwikipedia先生がおっしゃってます。(ちなみにスパルタって、あのスパルタ教育の元になった国です。)
でも300人で200万の大群に向かっていくとか頭おかしいとしか思えないし、そんなん現実にあったら周りの人たちは「王のご乱心じゃぁぁぁ~」とかアタフタしたりしたんだろうけど、地形とかうまく利用して最初はけっこう有利だったと伝わってます。 ただスパルタ軍にいくつかの援軍があって、実際は7700人ぐらいだったんじゃないかって話らしいですけどね。

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